Tuesday, September 18, 2007

2007年8月のカナダ経済 (2007/09/08)[s]

『8月はまずまずだったカナダ経済』

「夏も終わって、小学生も大学生も学校に戻り、休暇をとっていたサラリーマン達も職場に戻ってきたが、留守の間、仕事の方は大丈夫だったのかな」

「お隣の米国では、住宅の売れ行きが止まったからたいへんだ。 住宅産業は景気の原動力だからね。 米国のアナリストは、(2007年)8月も雇用増大と予想していたが、蓋をあけてみると逆に4年ぶりに雇用が悪化だ。 エコノミストもシヨツクを受けている。 ということは、マイホームを買うのに目いっぱい借金をしていた60万の家族が、家を失う恐れがでてきた。 そしてローンを貸していた金融機関も苦しくなったから、社員をレイオフせざるを得ない。 建設業に働く人達も失業だ。 そして、建材も、それを運ぶトラツクも売れなくなる」

「カナダは、その建材やトラツクを米国に供給しているから、他人事ではない。 米国はカナダの10倍のマーケットだ。 カナダのオシヤワで作っている自動車は、大半が米国向けのトラツクだから、間もなく州選挙を迎えるオンタリオとしては、深刻な事態だ」

「でも8月だけをとってみると、カナダの数字は、米国と比較して、明暗がはっきりしている。 雇用も8月は2万3千増えて、今年に入ってから計23万以上増加と堅調だ。 失業も6%で、33年来の低率。 特に西部のアルバータとサスカチユワンの景気は顕著だ。 アルバータでは、エネルギー業界がブームのため、サービス産業が割を食っている。 例えばレストラン。 求人難が極端で危機を訴えている」

「それじゃ人件費も高くなるね。 それに原材料も上がる一方だ。 ということはインフレの思惑が燻っているということだね」

「しかし賃金が高くなるということは、仕事のある人にとっては悪いことではない。 来年は所得が3.8%増えるとあるリサーチ機関では予測している。 西部では5%アつ7ツプが見込まれている」

「インフレは2.2%だから、実質所得が増えるのは結構なことじゃないか」

「中央銀行のバンクオブカナダは、9月が金利調整の時期だったが、無言のまま押し通した。 バンクの最大の懸念はインフレだ。 だから、現在の2.2%も悪くはないが、目標は2%だ。 だから今後の金利の行方も、カナダドルと米ドルのパリテイ問題、それに物価の動きを睨みながら、手綱を引き締めていくのだろうね」

(07/09/08)

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