Monday, May 12, 2008

ご無沙汰しました (2008・05・12)「s」

冠省

ご無沙汰しました。 この前の便りが3月でしたから、ほとんど2ヵ月失礼してしまったことになります。

眼の方は、その日の天気にもよりますが、曇りの日は視界をさえぎる霧がさらに濃くなります。 知人の顔も、声をかけてもらわなければわからないほどです。 それに名前が浮かんでこなくなったの
も、昭和一桁生まれの年齢のせいでしょう。

公園や植物園などに一年ぶりに行ってみると、記憶にあった鮮明な樹木や花がすりガラスを通してみたようにピンボケになっているので、いささかがっかりします。

カナダの近況にしても、新聞やテレビが逐一伝えているはずですが、私にはおおかた無縁。 世の中のマグニチュードの微弱なニュースは素通りです。 それではラジオはどうかというと、もともと私のヒアリングが弱くて数パーセントしか判らないのに、近頃はとみに注意力が散漫になって、早口のアナウンスにはとてもついていけません。

まあ、それでも風の便りによると、静かなカナダでも変化は起こっているようです。

景気にしても、つい先月までは、「たとえアメリカがリセッションに陥っても、カナダは大丈夫。 ファンダメンタルズがしっかりしているから」と政府筋も金融機関やシンクタンクのエコノミスト達
も胸を張っていたもの。 ところが5月になって豹変。 「いや、カナダもリセッションは免れそうにない。 何しろカナダの人口の40%を占め経済も40%を産み出しているオンタリオが左前になる」
というのです。 
もともとオンタリオはカナダ最大の富裕州で今まで他の貧困州を援助する立場にあったのに、それがここ1~2年のうちに他の州から福祉手当をいただかねばならぬ貧困州に転落するというのですから大変です。 
代ってカナダで最も貧しくお荷物だったニューファンドランドラブラドールが、海底油田のおかげで一
躍アルバータなみの富裕州になるというのですから これも国を揺るがすニュースです。

アルバータやニューファンドランドラブラドールの原油の高騰は産油国のカナダには朗報ですが、カナダドルも高くなります。 
するとオンタリオから輸出している自動車や工業製品が売れなくなる。 
痛し痒しのオタワやトロントはしかめっ面です。

アメリカの大統領予備選挙のニュースの陰にかくれていた最近のカナダの動きですが、予備選挙もおおむね候補が決まりそう。 そうなればラジオでももっと国内の出来事を伝えてくれることでしょう。

草々
(2008/05/12)

0 Comments:

Post a Comment

<< Home