南海の花束 (2007/03/12)[o]
カナダもサマータイムの由。今まで環境問題に冷淡だったアメリカが手のひらを返すようにうるさくなったのは、ブッシュの影響力が落ちたということでしょうか。
戦後、日本でもサマータイムが導入されたときのことを覚えていますか?
みんな睡眠不足になり、あっという間に廃止になりましたが、それを知らない若手の議員達が復活を叫んでいるそうです。
何故止めたかも調べることなく、環境に良いというと直ぐ乗るという浅はかな連中の動きになさけなさを覚えます。
哲郎さんが映画祭で受賞されたとのこと、本当におめでとうございます。映画祭が7,000もあるのは知りませんでしたが、賞を取るのは大変なことです。そこで数多くの人に優秀さを認められ、共感を呼んだということなのですから。
小生は賞など全く縁がなく、放送作家になったときも書いた台本を持ち歩いてたまたまNHKで拾ってもらっただけのこと。
本も勝手に書いていたら、何故だか2作目の金嬉老で師匠に当たる山本祐司氏が、「山本祐司ノンフィクション賞」というのを呉れました。賞金10万円は嬉しくてどこに、どう使ったか記憶がありません。
この賞が人生で唯一のものでしょう。勿論、学校でも賞には縁がありませんでした。
ところで、今日のメールの件名にした「南海の花束」が映画のタイトルだと判ったら貴兄はかなりの映画通です。
昭和17年[1942年]東宝製作の航空映画です。たまたま、国立近代美術館のフィルムセンターで、円谷英二の特撮映画の特集があり、見に行ったのです。
丁度、「ハワイ・マレー沖海戦」の前に作られた映画で、監督阿部豊、脚本阿部豊・八木隆一郎、撮影小原譲治、音楽早坂文雄といったそうそうたるスタッフです。
昭和17年のキネマ旬報のベスト10は1位が「ハワイ・マレー沖」で、この「南海の花束」は5位でした。
主演は大日方傳、河津清三郎、大川平八郎、杉村春子、菅井一郎というメンバーで佐分利信がちょっと出ていました。
杉村春子は年をとられてからとほとんど変らぬ顔で登場し、苦笑ものでした。
河津が若く、戦後の任侠ものよりよほど良かったです。
話は大日本航空がモデルで、南洋に航空路を持つ会社が赤道近くにまで航路を開拓するという話でした。
勿論、その飛行機を見るのが目的でしたが、最初に出てくるのは単発複葉の郵便運びの水上飛行機、そして双発の飛行艇が出てきて、航路開拓に登場するのが九七式大艇です。
あの川西が作った4発の飛行艇です。第1回目は台風に巻き込まれ遭難、そして2回目の開拓便が遭難地点に花束を落とすという話です。
円谷の特撮はハワイ・マレー沖に劣らぬ出来で嵐の中で九七式大艇が落雷で翼を折り、エンジンから出火するシーンも良く出来ていました。
それ以外にも特撮場面がありましたが、かなりの出来で、小原の実写撮影も飛行艇の離着水のシーンも良く撮られていて見応えがありました。
戦時中の映画にもかかわらず戦争の話は全く出てきません。最初の字幕に「横須賀鎮守府検閲済」と出るのが、唯一戦争を思い出させるくらい。
南洋は恐らく、サイパンロケで撮ったと思われ、チャモロ族の踊りのシーンも出てきます。
映画の中では南洋という言葉と、あと、カタカナの地名が使われていますが、実名ではないと思いました。
九七式大艇は、紀元1997年すなわち昭和12年に型式が認定された飛行艇で、4発高翼単葉の長さが25メーター、巾が40メーターもある大きな飛行艇で、私が調べたところでは全部で179機作られています。このあと、有名なニ式大艇が生まれ、九七式は速度も遅いこともあって後方でしか使われなくなるのですが、映画では4発でもあり、かなり大きく見えました。
今、お台場に残されている二式大艇を飛ばしたらもっと迫力があると思われます。
大日本航空が、昭和14年4月に横浜~サイパン~パラオの定期航空路を開設したときに九七式の輸送飛行艇が使われており、この映画はその話を赤道まで開拓するということで作られたように感じました。
フィルムセンターは一度火事で焼け、かなりの映画が焼失したと聞いていますが、この「南海の花束」にせよ、「愛染かつら」、「新しき土」など戦前、戦争中の名画はまだ数多く残されているようです。
小生もときどき足を運びますが、貴兄が在日なら毎回誘いたくなるような映画ばかりです。
このところ、家内の調子が良くなく、また、家事おさんどんに明け暮れています。
小生自身がノイローゼ気味で倒れそうなのですが、そんな文句を言う余地は我が家にはありません。
兄弟姉妹、子供は最初からあてにせず、近況も知らせていないので姉妹は家内の病気のことも全く知りません。貴兄が我が家の内情を一番よく知っている唯一の人間でしょう。
こうして愚痴をこぼされて、貴兄も迷惑しているでしょうが我慢してください。
その内に止めます。
そんなわけで温泉休養は夢と消え、今日も炊事洗濯、掃除、自転車のパンク直し、食料買出しと大忙しです。
このメールも読み返していないので、読みずらいところがあったらごめんなさい。
その内に「このごろ」に載せられるようなものを書きます。
完全に神経がおかしい・ 0より (07/03/12)
戦後、日本でもサマータイムが導入されたときのことを覚えていますか?
みんな睡眠不足になり、あっという間に廃止になりましたが、それを知らない若手の議員達が復活を叫んでいるそうです。
何故止めたかも調べることなく、環境に良いというと直ぐ乗るという浅はかな連中の動きになさけなさを覚えます。
哲郎さんが映画祭で受賞されたとのこと、本当におめでとうございます。映画祭が7,000もあるのは知りませんでしたが、賞を取るのは大変なことです。そこで数多くの人に優秀さを認められ、共感を呼んだということなのですから。
小生は賞など全く縁がなく、放送作家になったときも書いた台本を持ち歩いてたまたまNHKで拾ってもらっただけのこと。
本も勝手に書いていたら、何故だか2作目の金嬉老で師匠に当たる山本祐司氏が、「山本祐司ノンフィクション賞」というのを呉れました。賞金10万円は嬉しくてどこに、どう使ったか記憶がありません。
この賞が人生で唯一のものでしょう。勿論、学校でも賞には縁がありませんでした。
ところで、今日のメールの件名にした「南海の花束」が映画のタイトルだと判ったら貴兄はかなりの映画通です。
昭和17年[1942年]東宝製作の航空映画です。たまたま、国立近代美術館のフィルムセンターで、円谷英二の特撮映画の特集があり、見に行ったのです。
丁度、「ハワイ・マレー沖海戦」の前に作られた映画で、監督阿部豊、脚本阿部豊・八木隆一郎、撮影小原譲治、音楽早坂文雄といったそうそうたるスタッフです。
昭和17年のキネマ旬報のベスト10は1位が「ハワイ・マレー沖」で、この「南海の花束」は5位でした。
主演は大日方傳、河津清三郎、大川平八郎、杉村春子、菅井一郎というメンバーで佐分利信がちょっと出ていました。
杉村春子は年をとられてからとほとんど変らぬ顔で登場し、苦笑ものでした。
河津が若く、戦後の任侠ものよりよほど良かったです。
話は大日本航空がモデルで、南洋に航空路を持つ会社が赤道近くにまで航路を開拓するという話でした。
勿論、その飛行機を見るのが目的でしたが、最初に出てくるのは単発複葉の郵便運びの水上飛行機、そして双発の飛行艇が出てきて、航路開拓に登場するのが九七式大艇です。
あの川西が作った4発の飛行艇です。第1回目は台風に巻き込まれ遭難、そして2回目の開拓便が遭難地点に花束を落とすという話です。
円谷の特撮はハワイ・マレー沖に劣らぬ出来で嵐の中で九七式大艇が落雷で翼を折り、エンジンから出火するシーンも良く出来ていました。
それ以外にも特撮場面がありましたが、かなりの出来で、小原の実写撮影も飛行艇の離着水のシーンも良く撮られていて見応えがありました。
戦時中の映画にもかかわらず戦争の話は全く出てきません。最初の字幕に「横須賀鎮守府検閲済」と出るのが、唯一戦争を思い出させるくらい。
南洋は恐らく、サイパンロケで撮ったと思われ、チャモロ族の踊りのシーンも出てきます。
映画の中では南洋という言葉と、あと、カタカナの地名が使われていますが、実名ではないと思いました。
九七式大艇は、紀元1997年すなわち昭和12年に型式が認定された飛行艇で、4発高翼単葉の長さが25メーター、巾が40メーターもある大きな飛行艇で、私が調べたところでは全部で179機作られています。このあと、有名なニ式大艇が生まれ、九七式は速度も遅いこともあって後方でしか使われなくなるのですが、映画では4発でもあり、かなり大きく見えました。
今、お台場に残されている二式大艇を飛ばしたらもっと迫力があると思われます。
大日本航空が、昭和14年4月に横浜~サイパン~パラオの定期航空路を開設したときに九七式の輸送飛行艇が使われており、この映画はその話を赤道まで開拓するということで作られたように感じました。
フィルムセンターは一度火事で焼け、かなりの映画が焼失したと聞いていますが、この「南海の花束」にせよ、「愛染かつら」、「新しき土」など戦前、戦争中の名画はまだ数多く残されているようです。
小生もときどき足を運びますが、貴兄が在日なら毎回誘いたくなるような映画ばかりです。
このところ、家内の調子が良くなく、また、家事おさんどんに明け暮れています。
小生自身がノイローゼ気味で倒れそうなのですが、そんな文句を言う余地は我が家にはありません。
兄弟姉妹、子供は最初からあてにせず、近況も知らせていないので姉妹は家内の病気のことも全く知りません。貴兄が我が家の内情を一番よく知っている唯一の人間でしょう。
こうして愚痴をこぼされて、貴兄も迷惑しているでしょうが我慢してください。
その内に止めます。
そんなわけで温泉休養は夢と消え、今日も炊事洗濯、掃除、自転車のパンク直し、食料買出しと大忙しです。
このメールも読み返していないので、読みずらいところがあったらごめんなさい。
その内に「このごろ」に載せられるようなものを書きます。
完全に神経がおかしい・ 0より (07/03/12)

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