選挙は何時? (2007/01/22)[s]
「カナダの議会も冬休みが終わって1月29日からまたオタワの議事堂に下院議員達が集まってくるが」
「ハーパー保守党内閣も発足してからちょうど1年になる。 つい先日初めての内閣改造が行われたが、ひょっとしたらそれが最後の改造になるかもしれない。 野党の自由党もディオン党首のもとで陰の内閣の陣容が揃って、これで選挙の体勢も整ったようだ」
「しかしディオンさんが自由党の党首になるのに、その選出の過程で、党員の中核をなす下院議員の大半が最初ディオンを支持しなかったし、閣僚経験者の殆んどがライバルの候補者についていたからなあ。 その人達をまとめていくのは容易じゃなさそうだ」
「だから、陰の内閣以外に、いろいろな委員会を用意して、残りの有力者を委員長のポストを与え、それぞれ花を持たせるような恰好になっている」
「与党の保守党も、内閣改造は、環境相のポストが目玉だったが、カナダのみならず国際的にも批判されていたアンブローズ環境相がを更迭されたね。 彼女の後任に口そのものがメガホンのように大声のベアド前予算局長官が新たな環境相になった。 これで保守党の環境政策も大きく増幅される地ならしができたと思う」
「ハーパー首相が一年前に政権を組閣した時は、党派心は強いが能力の点ではどうかなという女性を環境相に据えたのは、ハーパー首相自身も環境問題を重視していなかったからだろう。 その上地球温暖化についても懐疑的だった。 特に保守党政権の母胎となったアルバータの進歩保守党州政府のクライン州首相などは、地球温暖化の警告は『インチキ科学』だと酷評していたが、カルガリーが地盤のハーパー首相も似たり寄ったりだったのだろう」
「しかし去年一年の間に、地球温暖化の暴威とその認識が地球を荒しまわっていたからねえ。 ワシントンのブッシュ政権もクラインさんと同じ歌を謳っていたのに、ここへ来て環境問題がテロ対策と同じぐらい重大な命取りの課題であることを認めて、政策の方向転換を打ち出してきている」
「つまり一年前は右寄りの保守路線だったハーパー政権だが、ここへ来てセンター寄りになったというわけか。 とすると自由党やNDP新民主党の唱える政策を一部借用ということだ」
「となると選挙の必然性も薄くなってくるね。 2007年に予想されていた選挙は2008年に持ち越されるかもしれない。 今保守党と自由党の議席の割合は?」
「保守党が125で自由党が100だ。 その他の党もいれて全部で308だがね」
「保守党と自由党の差が拡がってきたじゃないか」
「自由党から保守党に鞍替えしたパキスタン出身の議員や、早々と引退を表明したケベックの自由党前閣僚がいるからね。 でも保守党はまだまだ過半数に程遠いし、安定性を欠くマイノリティ政権であることには変わりない。 次の予算に野党3党がどう反応するか。 それと環境政策の転換で野党のアイディアに近付いてくると、野党も攻撃しにくくなるかもしれない」
「もし春に選挙が行われるとしても、保守党と自由党のどちらかがまた少数派政権になる可能性があるわけだし、何の為の選挙かということになる」
「保守党政府の新しい環境政策がどの程度誠実味があるものか、それを見極める必要がある」
(07/01/22)
「ハーパー保守党内閣も発足してからちょうど1年になる。 つい先日初めての内閣改造が行われたが、ひょっとしたらそれが最後の改造になるかもしれない。 野党の自由党もディオン党首のもとで陰の内閣の陣容が揃って、これで選挙の体勢も整ったようだ」
「しかしディオンさんが自由党の党首になるのに、その選出の過程で、党員の中核をなす下院議員の大半が最初ディオンを支持しなかったし、閣僚経験者の殆んどがライバルの候補者についていたからなあ。 その人達をまとめていくのは容易じゃなさそうだ」
「だから、陰の内閣以外に、いろいろな委員会を用意して、残りの有力者を委員長のポストを与え、それぞれ花を持たせるような恰好になっている」
「与党の保守党も、内閣改造は、環境相のポストが目玉だったが、カナダのみならず国際的にも批判されていたアンブローズ環境相がを更迭されたね。 彼女の後任に口そのものがメガホンのように大声のベアド前予算局長官が新たな環境相になった。 これで保守党の環境政策も大きく増幅される地ならしができたと思う」
「ハーパー首相が一年前に政権を組閣した時は、党派心は強いが能力の点ではどうかなという女性を環境相に据えたのは、ハーパー首相自身も環境問題を重視していなかったからだろう。 その上地球温暖化についても懐疑的だった。 特に保守党政権の母胎となったアルバータの進歩保守党州政府のクライン州首相などは、地球温暖化の警告は『インチキ科学』だと酷評していたが、カルガリーが地盤のハーパー首相も似たり寄ったりだったのだろう」
「しかし去年一年の間に、地球温暖化の暴威とその認識が地球を荒しまわっていたからねえ。 ワシントンのブッシュ政権もクラインさんと同じ歌を謳っていたのに、ここへ来て環境問題がテロ対策と同じぐらい重大な命取りの課題であることを認めて、政策の方向転換を打ち出してきている」
「つまり一年前は右寄りの保守路線だったハーパー政権だが、ここへ来てセンター寄りになったというわけか。 とすると自由党やNDP新民主党の唱える政策を一部借用ということだ」
「となると選挙の必然性も薄くなってくるね。 2007年に予想されていた選挙は2008年に持ち越されるかもしれない。 今保守党と自由党の議席の割合は?」
「保守党が125で自由党が100だ。 その他の党もいれて全部で308だがね」
「保守党と自由党の差が拡がってきたじゃないか」
「自由党から保守党に鞍替えしたパキスタン出身の議員や、早々と引退を表明したケベックの自由党前閣僚がいるからね。 でも保守党はまだまだ過半数に程遠いし、安定性を欠くマイノリティ政権であることには変わりない。 次の予算に野党3党がどう反応するか。 それと環境政策の転換で野党のアイディアに近付いてくると、野党も攻撃しにくくなるかもしれない」
「もし春に選挙が行われるとしても、保守党と自由党のどちらかがまた少数派政権になる可能性があるわけだし、何の為の選挙かということになる」
「保守党政府の新しい環境政策がどの程度誠実味があるものか、それを見極める必要がある」
(07/01/22)

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