Friday, May 11, 2007

ビジネス短信(アルミ)(2007/05/09)

(アルミ界合同の動き)

「アルコア(本社ピッツバーグ)がアルキャン(本社モントリオール)にTOBをかけているが」

「330億USドルをオッフアーしているのだが、アルキャンは『それでは安過ぎる』といい顔をしない」

「アルコアは2年前からアルキャンに対し『合併しよう』と持ちかけているのだが、どうも交渉が進捗しない。 そこで痺れをきらして『ホスタイル・テークオーバー』に踏み切ったようだ」

「でも元々は同じ会社だったのだろう?」

「それは105年前のこと。 アルキャンは元々アルコアのカナダの子会社として発足したのだが、 後に完全なカナダの会社として独立した。 それを今度アルコアが買い戻そうとしているわけだ」
「なぜこの時機に?」

「アルコア自体がよそからテークオーバーされようという噂がある。 自分の所に火がついているから、その防禦のために、先手を打ってアルキャンを合併し他社の動きを封じようというのだろう。 ロシアと中国の低コスト攻勢も脅威だ。 それにアルミ産業は、電力と水を大量に使うからケベック州とブリティッシュコロンビア州の政治家のご意向もうかがわなくてはならない」

「大量の外資が入ってくれば、当然カナダドルにも影響するだろうね」

「カナダドルはアメリカドルにして90.7セントと高めに引き締まっている。 これは11ヶ月ぶりの水準だ。 ユーロも66.7だ」

「最近カナダの代表的な企業が次々と外国資本の傘下に入っていくね。 ファルコンブリッジやインコのような金属資源産業がまずそうだし、ティムホートンズやモルソンなど食品関連、さらにシネプレックスオデオンのような娯楽産業までアメリカ資本に呑み込まれている」

「また外資規制を求める声がボツボツ出てきそうだね」

「ナショナリスト的な声はまだ拡がっていないが、一部エコノミストは警告している」

(07/05/09) 

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