Sunday, December 09, 2007

専門家なんてとんでもない (2007/12/09)[s]

専門だなんてとんでもない!  私は中国の歴史は何も知らないのです。 何のために大学という名のつく所で4年間も無為に過ごしたのか。 慙愧の至りです。 

受験前に偶然 「戦争と平和」の邦語訳を斜め読みして、人間の意志や力を超える、歴史を動かす黒い巨大なうねりに触れるのも面白そうだなという軽い気持ちでサイコロを振ったのです。  

英文や仏文を敬遠したのは、試練に直面する勇気がなく、いつも身体を斜めにずらして通り抜けようとする性格のためです。 そしてくすんだ横道に逸れて行ったのですが、その安易な選択が生涯を誤まる運のつき。 まともな勉強は大学院でと思っていましたから、同和火災から無試験で採ってやると言われた時は、学校の教師としてぬるま湯に浸かる前に、暫く娑婆の水を浴びておくのもチャンスかもしれないと、迷い込んだのでした。 従って魯迅のことなど全くイグノラントのまま人生のゴールにヨタヨタと辿りついてしまいました。

今度も奥様とご一緒だったのですか。 それはよかったと私も喜んでいます。 人生の旅も終幕に近くなると、夫婦で共に過ごす時間が貴重になります。 

旅の後半がご病気だったとは残念でしたが、共に病むことも、結婚の誓いの言葉を思い出させます。 天国に行けば、それぞれ天使の如く別々になり、夫婦でなくなるそうですから、この地上での暫しのきずなを大事にせよという教えでしょうか。

福家先生は偉大な教師ですね。 60年後でも漢詩が忽然と蘇ってくるとは! 教育家たるもの、その体躯からほとばしる一言一句が生徒の肉となり魂となるのなら本懐ですね。 貴兄も、杉さんも、新宿高校の諸兄も、よい先生に恵まれたものです。

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