Thursday, February 28, 2008

米大統領予備選2 (2008/02/28)[s]

「お神輿に乗った芸能人オバマ論」は興味深く拝読しました。 実にオリジナルでユニークな見方です。 あれはイノさん独自の独創的観察ですか。 それとも日本ではある程度受け入れられている「オバマ不信、黒人不信」を反映したものでしょうか。 こちらではそのようなアナリシスは寡聞にして聞いたことがありません。

オバマがアメリカならびに世界をリードしていく能力があるかどうか。 やらせてみなければわからないでしょう。 ケネディも大統領になったのは弱冠40を越したばかりの頃。 

4年前、民主党の党大会で基調演説のスピーカーに抜擢されたのが、無名の黒人議員。 その演説を聴いた民主党の領袖や党員は、「4年後の大統領候補にこの新人を」と折り紙をつけたのでした。

クリントン夫人は経験を強調しますが、その生涯の大半は、アーカンソーの州知事夫人、大統領夫人としてのビル・クリントンの傘のうち。 淀君としての存在感はあっても、ひとたび上院議員になればロビイストの献金で動く政治家になってしまいました。

幕末長州の松下村塾で学んだ若者達も天下国家を動かす経綸や経験を持ち合わせていたわけではないでしょう。鹿児島の昔足軽達が住んでいた辺りには、西郷、大久保、東郷、大山をはじめ明治の元勲達の碑が林立しています。 しかし特に卓越した遺伝子がこの辺りに集中していたわけではなく、歴史のうねりにのって出世し爵位をもらった人も多かったのではないかと思います。

オバマにしても、こうしたうねりに今のっているのだと思います。 ケネディが大統領になってから、海外の若手アメリカ外交官も、「初めてワシントンの政策を誇りと使命感をもって遂行できるようになった」と喜んだそうですが、そういう気持を振るい起すのがリーダーシップでしょう。

オバマをいちはやく応援したのは高学歴、高所得の白人達。 黒人は最初は瀬踏みの格好。 最近になってこそ支持が増えてきましたが、今でも黒人の高年と女性層はクリントン支持です。 

ヒスパニックと東洋人の黒人嫌いは、カリフォルニアでのオバマの敗退に影響したと思われますが、逆にテキサスでは今になってヒスパニックのオバマ支持が増えてきているとのこと。 

こうした全米の流れが、日本では、お神輿現象としてとらえられているのでしょうか。

オバマは、ミシェル夫人によると、シカゴのコミュニティワーカーだった頃からこんにちあることを期していたそうです。 ミシェル夫人はファーストレディとしての貫禄十分。 コラムニストは、オバマ・クリントンの討論と並んで、配偶者同士ミシェル・ビルの討論も聞きたいものだと発言していました。

ブッシュ政権も、オバマ暗殺の可能性を恐れて、候補の段階では異例のシークレットサービスをつけて警護に当たっていますが、民主主義社会の平和な発展を祈ります。日本はその点、江戸時代、それに昭和後期から平成の時代を通じて平和が守られてきたのですから、日本人はその幸せを噛み締めなければいけないでしょう。 

(追伸: 昨日ハワイからの電話で聞いたのですが、ハワイの日系人の間では「オバマ」という名前からして、日本人とアフリカ人の混血と思いこんでいる人が多いというのですから、ある程度民度が察せられます。 それでもオバマはハワイ随一の名門校プナホにスカラーシップを得て学んだそうですから、奨学資金の生きた最高の事例でしょう。)

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