Saturday, October 15, 2005

スイスというと(05-10-15)(S)

2通も続けてお便りをいただき、感謝です。

レマン湖というと、思い出すことがあります。 学生時代知人のお宅でお目にかかったのが、フランス語のお上手なご婦人でした。 たしか戦前ジュネーブの国際労働機関で活躍された有名な人物の奥様だと思います。 有名な方なのにその名前を失念したのですが、鮎沢さんという名前だったかな? そのご夫婦に男の子が生まれたのですね。 そこでレマン湖の名前をとって「玲満」と名付けられたそうです。 ところが日本の戸籍には、間違って「珍満」と記載されてしまったそうです。 「シナ料理屋みたいで」と言っておられましたが、ご本人も両親もさぞかし心外だったことでしょう。 そのご子息は、一生「珍満」という名を担って生きなければならないのですから。 「レマン」とはいい響きの名前ですから、ほかにも同じような名前をつけた在スイス贔屓の日本人がいたかもしれません。

日本の役所は手前の間違いを認めませんからね。 小さいことですが、家内の誕生日も、結婚して新戸籍を作った時に、2日ずれてしまいました。 本当の誕生日は、シェークスピアと同じ誕生日だったのですが、その2日後が戸籍上の誕生日ういうわけで、今は二つの誕生日を持っています。

前にもお話ししたかもしれませんが、知り合いのイギリス人は、「スイス人とスウェーデン人は信用する気になれない。 まだドイツ人の方がましだ」と言っていました。

ロンドンで、日本語を勉強していた女性で、マルクスさんというドイツ人がいました。 三つもフルタイムの仕事をかかえ、その上日本語の上級クラスで勉強していたのですから、すごいオールドミスでした。 イギリス人の友達は、「ドイツ人だからよ」と笑いながらあきれていました。 

そのマルクスさんが、イギリス人のことを、いつも悪く言うのです。 そんなにイギリス人が嫌いなら、ドイツに帰ったらいいのにと思ったのですが、「イギリス人は、怠け者で、汚い。 でも親切だから」と、BUT を付け加えます。 たしかにイギリスには親切な人が大勢いました。 「親切」ということは、勤勉や清潔よりも大事なんですね。 

私は省みて、不親切で意地悪なところがあります。 「だから、今の不遇は仕方がないんだよ」と自分に言い聞かせるのですが、私にとっての「親切」ということは、死ぬまで努力しなければならない重い課題です。  (05-10-15)

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