お返事が遅くなりました(05-11-20)[s]
立て続けに、私にとって非常に為になるお便りを頂戴しながら、お返事が遅くなってすみません。 いろいろご自分の体験を話していただいて、私も教えられるところが少なくありません。 私の亡霊のメタンガスも、貴兄のお話をうかがっていると、ブクブク発生する勢いがおさまり、有難いことです。
先だってお送りいただいた「望郷」をみていても、私の腹立ちなど、取るに足らない泡沫的なことで、蚊がとまったほどのことでもないことが判ります。 そうは言いながらも、相変わらずメタンガスは勝手に、こちらの気の持ち方とは関係なく、時と所を構わず噴き出してくるのですから、まだまだ修養の必要があります。
「望郷」にはいたく感動しました。 あのドキュドラマを見ながら、自分はああいう体験をすることなく、70年余りを過ごしてきたのだから、つくづくラッキーだったと反省せざるを得ません。
しかし、ロシアでは、日本人の捕虜だけでなく、何千万というロシア人も、ソビエト当局の手で非道な扱いに生き地獄の苦しみを舐め、シベリアの最果ての地で無数の命が消されていったわけですね。 それもスターリン体制になる前から、ロシアの帝政の時代にも、ドストエフスキーが自らの体験を不滅の記録として残しているわけですね。
人間というものは、邪悪なものです。 そうは言っても、崇高な愛も間違いなく人間の本性の中にあるわけですからね。 カナダで放映されるドキュメンタリーでも、日本軍に非道な扱いを受けたと証言する元捕虜達の画像が、今でも絶えず流されています。 日本人は残酷な人種だと思っている人が結構居るかもしれません。
しかし、同じ画面でも他の番組では、日本は素晴しい歴史と文化を持ち、礼儀正しく道義心の厚い、稀な国だということも、再三放送されるのです。 どちらも本当でしょう。 人間は複雑な存在で、割り切れません。
この国では、戦時中、日系市民を不当に強制収用したということで、15年程前に、時の政府と議会が謝罪し、戦時中収容されていた日系人に対し、一人一人2万ドル余りの補償が行われました。
これも、アメリカのレーガン政権が、在米日系市民に対して、補償の先例を示してくれたからでしょう。 レーガン政権の動きが無かったら、カナダの政治家も果して自主的に補償の動きに出たかどうかは、判りません。
それに、今頃になってから、かつての枢軸国であったイタリア系市民の強制収容問題についても、過去の過ちをただすべきだという動きが起こっています。
そして、今現在中国系市民団体と政府の間で交渉が行われているのは、昔の中国からの移民に対して徴収された人頭税という、当時の約2年分の収入に相当する、不当な人種差別に基づく課税を、謝罪とともに、返還せよという問題です。
こうした歴史のうねりの中で、個々の移民の中には、補償を受ける機会もなく、この世を去って行く人達も多いことでしょう。 シベリアの凍土の地で、無念の思いとともに消えていった人達といい、アウシュビッツのガス室で裸のまま葬られた人達といい、実に、人生とは UNFAIR なものです。 貴兄のおっしゃるように、気の持ち方を変えることによって、運命に対処していく。 それも効果的な生き方ですね。 「望郷」はいろいろなことを教えてくれました。
あのビデオに、欝のサポートグループの話題もありましたが、私にはこれも参考になりました。 あれも、貴兄のお心遣いと、感謝しています。 (05-11-20)
先だってお送りいただいた「望郷」をみていても、私の腹立ちなど、取るに足らない泡沫的なことで、蚊がとまったほどのことでもないことが判ります。 そうは言いながらも、相変わらずメタンガスは勝手に、こちらの気の持ち方とは関係なく、時と所を構わず噴き出してくるのですから、まだまだ修養の必要があります。
「望郷」にはいたく感動しました。 あのドキュドラマを見ながら、自分はああいう体験をすることなく、70年余りを過ごしてきたのだから、つくづくラッキーだったと反省せざるを得ません。
しかし、ロシアでは、日本人の捕虜だけでなく、何千万というロシア人も、ソビエト当局の手で非道な扱いに生き地獄の苦しみを舐め、シベリアの最果ての地で無数の命が消されていったわけですね。 それもスターリン体制になる前から、ロシアの帝政の時代にも、ドストエフスキーが自らの体験を不滅の記録として残しているわけですね。
人間というものは、邪悪なものです。 そうは言っても、崇高な愛も間違いなく人間の本性の中にあるわけですからね。 カナダで放映されるドキュメンタリーでも、日本軍に非道な扱いを受けたと証言する元捕虜達の画像が、今でも絶えず流されています。 日本人は残酷な人種だと思っている人が結構居るかもしれません。
しかし、同じ画面でも他の番組では、日本は素晴しい歴史と文化を持ち、礼儀正しく道義心の厚い、稀な国だということも、再三放送されるのです。 どちらも本当でしょう。 人間は複雑な存在で、割り切れません。
この国では、戦時中、日系市民を不当に強制収用したということで、15年程前に、時の政府と議会が謝罪し、戦時中収容されていた日系人に対し、一人一人2万ドル余りの補償が行われました。
これも、アメリカのレーガン政権が、在米日系市民に対して、補償の先例を示してくれたからでしょう。 レーガン政権の動きが無かったら、カナダの政治家も果して自主的に補償の動きに出たかどうかは、判りません。
それに、今頃になってから、かつての枢軸国であったイタリア系市民の強制収容問題についても、過去の過ちをただすべきだという動きが起こっています。
そして、今現在中国系市民団体と政府の間で交渉が行われているのは、昔の中国からの移民に対して徴収された人頭税という、当時の約2年分の収入に相当する、不当な人種差別に基づく課税を、謝罪とともに、返還せよという問題です。
こうした歴史のうねりの中で、個々の移民の中には、補償を受ける機会もなく、この世を去って行く人達も多いことでしょう。 シベリアの凍土の地で、無念の思いとともに消えていった人達といい、アウシュビッツのガス室で裸のまま葬られた人達といい、実に、人生とは UNFAIR なものです。 貴兄のおっしゃるように、気の持ち方を変えることによって、運命に対処していく。 それも効果的な生き方ですね。 「望郷」はいろいろなことを教えてくれました。
あのビデオに、欝のサポートグループの話題もありましたが、私にはこれも参考になりました。 あれも、貴兄のお心遣いと、感謝しています。 (05-11-20)

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