Saturday, December 09, 2006

病室のこと (2006/12/09)[s]

こちらは鉛色の空がおおいかぶさり、時々薄日が差す程度です。 私の健康もそんなところです。 

このところちょっと頑張って、ケベックのことなど小文を書いていますが、届いているでしょうか。 メールマガジンの部数がドンドン減って、今549。 アロハさんも山田耕嗣さんも、井上さんと時々交信しているらしい野邑さんからも、メールマガジンが届かなくなったという知らせがありました。 かねてやりとりしている友人にしてそうですから、何時の間にか来なくなったという人が200人ばかりいるのかもしれません。 ワイフは「気にすることは無いでしょう。 いつでもやめればいいのだから」と言いますが、線香花火が消える直前パーッと明るくなるように、私も疲れを覚えながらもついつい書いているのかもしれません。

入院した病室のことはお知らせしましたかしらん。 4人部屋でした。 一つ一つのベッドはカーテンで仕切ってあるのですが、声は筒抜け。 それはともかく、男女同室のCOEDなのには驚きました。 私の隣は80代の盲目の女性。 食事も1人では出来ないようでしたが、可愛い性質なんでしょう。 看護婦もよく相手になっていました。

私の向かい側は、私と同年輩の男性。 大学の先生らしく、キャンパスのことを話していました。 点滴についても一家言をもっていて、看護婦に講釈。 枕元の電話がルルルルと鳴ると、受話器を取り上げて、吠えるような声で「ドント シャウト!」とまず一喝。 そしておもむろに「誰か」と訊くのです。 「サンキュー」と言う声も聞こえませんでした。

斜め向かいは、麻薬中毒みたいな若い女性。 酸素吸入をしていましたから肺炎なんでしょう。 ミルクがぬるいの冷たいのと、これもウルサ型。 英語が自由だから文句も言えるんですね。

メインの医者は中国系でしたが、先生のお供でついてくる若い医者も、彫りは深いが白人ではありません。 計6人の医者がチームで患者の病状を討議するようでした。 

その他にインターンが2人。 その中に白人の容姿も心も優しい女医さんがいて、しばしば私の全身を聴診器や打診で丹念に調べてくれ、ソフトな声で話してくれます。 こんな心の美しい先生がもう少しこの世の中に居たら、すみにくい憂き世も極楽に近くなるのだがと思ったことでした。  

まあ、私も、大学の先生みたいに看護婦に嫌われていたかしりませんが、英語が不自由なので、ボディランゲージも読み取れません。 夜中は、誰も鼾をかかないので静かでした。 私は鼾をかいたかもしれません。 自分では聞こえないので知らぬが仏です。

退院して、自分のアパートに戻ってきて、ノビノビしていますが、やはり疲れがあるようです。 それでも薬局の薬剤師が、「この前より元気そうだ」と言っていたので、よく気のつくファーマシストだなと感心しました。

ではまた。 貴兄も奥様もおくれぐれも大事に。 (06/12/09)

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