東西の子育て (2006/12/28)[s]
イノさんのエッセーを拝見しておりますと、今の日本では、子育ては難しい課題のようですね。
青少年が比較的問題なく成長するのは戦時中だと社会学者は指摘するそうですが、一方で不景気になると若い者の礼儀が向上するとも聞いています。 若い人達も変化する社会に敏感に対応するのですね。 その論理を逆にすれば、平和が爛熟する時代にあっては、青少年に規律や礼節を期待する方が無理なのかもしれません。 行儀作法は親の躾家庭の躾が大事なのでしょうが、信仰に篤い母親が家庭に残って子供の成長を見届けている場合、成功の確率は洋の東西を問わず高いようですね。
修身を教室で教えれば家庭の躾の代わりになるでしょうか。 私の知り合いでコンモンセンス豊かなクリスチャンがいるのですが、そういう人でも「カナダこのごろ」で教育勅語や修身教育を取り上げるのには反撥して、読むのをやめてしまいました。 30代の日本人ですが、世代の違いでしょうか。 新しい酒は新しい皮袋にと言いますが、現代は新しい倫理の教えが求められているのかもしれません。 教育勅語も明治官僚が天皇の名のもとに起草したもの。 昭和生まれの平成育ちには、万古不易の真理とは受け入れ難いののようです。
子育てというとすぐ思い出すのが、味の素の鈴木兄弟ですが、長男の鈴木三千代氏を始め、東大教授、昭和電工社長と綺羅星の如く英才を輩出しているのは、先代に何か子育ての秘密でもあったのでしょうか。 ほかに伊藤道郎、伊藤喜策、千田是也の三兄弟。 尾高朝雄、尾高日尚忠の兄弟。 一高教授、大使、侍従長として業績のあった三谷兄弟。 現代では鳩山一家。 修身復活も結構ですが、そういう実例をケーススタディにして、ノウハウを探ってみては如何なものでしょうか。
それに昭和天皇の兄弟について、白樺派の作家長与善郎が 「民間でもあれほど出来のいい兄弟が揃っているのは珍しい」と書いていました。 長与は兄も東大総長、犬養家とも縁戚にある家柄。 皇室にも近かったのでしょう。 戦後昭和天皇が国民の前に立たれソフトを掴み 「アッそう」と言われるのを笑った日本人もいた中で、天皇を「英邁」と評したのは異例のことだったと思います。 詩人の三好達治は幼年学校で同級だった秩父宮が 「フランス語は抜群だった」と記憶。 私の友人の父親は海兵で高松宮と同期。「高松宮は出来よったもんなあ」と感嘆の声を発していました。 これは余談ですが、三笠宮が戦後青山学院で教えておられた時食堂のテーブルで一緒になったアメリカ人女性に「アイアムプリンスミカサ」と自己紹介されたところその女性「アイアムクレオパトラ」と言ったと同僚の米人教師から聞きました。 三笠宮もアカデミックの世界では一流だったのでしょう。
マークトウェインは無神論者だったそうですが、悪童トムソーヤには日曜学校に行かせています。 現代のアメリカの教育に修身があるのかどうか無知なのですが、団塊の世代には無宗教の人が多いそうです。 それでも子供達は日曜学校に通わせているそうですから、どういう動機からでしょうか。
アメリカで有名な家族というと、ケネディ一家ですが、4人の男の子はいずれもハーバードに学び、一旦緩急あれば進んで戦場に赴いています。 長男は戦死。 次男は重傷。 三男は水兵。 四男は戦後ドイツで兵役に。
しかしロックフェラー家も富よりも人的貢献で知られています。 初代のジョンDロックフェラーは父親が失踪し信心深い母親に育てられ、二世のジュニアーはこれまた人格卓越の独り息子。 この人の息子5人がいずれも俊秀揃い。 二世の子育てが実を結んだのでしょう。 その英才教育については、本やTVで多く紹介されていると思いますが、文化や環境は異なっても、日本人の子育てにも参考になることと思います。 四世も若くして京都に学び、後に知事、上院議員。 現在上院の良心的象徴として認められています。
これと対照的なのがイギリスの王室。 現代の日本の皇室はどうなのでしょうか。 ある人は 「日本の皇室はエンターテイナーではない」と外人に説明したそうですが、「なるほど、たしかに」と思ったことでした。 (06/12/28)
青少年が比較的問題なく成長するのは戦時中だと社会学者は指摘するそうですが、一方で不景気になると若い者の礼儀が向上するとも聞いています。 若い人達も変化する社会に敏感に対応するのですね。 その論理を逆にすれば、平和が爛熟する時代にあっては、青少年に規律や礼節を期待する方が無理なのかもしれません。 行儀作法は親の躾家庭の躾が大事なのでしょうが、信仰に篤い母親が家庭に残って子供の成長を見届けている場合、成功の確率は洋の東西を問わず高いようですね。
修身を教室で教えれば家庭の躾の代わりになるでしょうか。 私の知り合いでコンモンセンス豊かなクリスチャンがいるのですが、そういう人でも「カナダこのごろ」で教育勅語や修身教育を取り上げるのには反撥して、読むのをやめてしまいました。 30代の日本人ですが、世代の違いでしょうか。 新しい酒は新しい皮袋にと言いますが、現代は新しい倫理の教えが求められているのかもしれません。 教育勅語も明治官僚が天皇の名のもとに起草したもの。 昭和生まれの平成育ちには、万古不易の真理とは受け入れ難いののようです。
子育てというとすぐ思い出すのが、味の素の鈴木兄弟ですが、長男の鈴木三千代氏を始め、東大教授、昭和電工社長と綺羅星の如く英才を輩出しているのは、先代に何か子育ての秘密でもあったのでしょうか。 ほかに伊藤道郎、伊藤喜策、千田是也の三兄弟。 尾高朝雄、尾高日尚忠の兄弟。 一高教授、大使、侍従長として業績のあった三谷兄弟。 現代では鳩山一家。 修身復活も結構ですが、そういう実例をケーススタディにして、ノウハウを探ってみては如何なものでしょうか。
それに昭和天皇の兄弟について、白樺派の作家長与善郎が 「民間でもあれほど出来のいい兄弟が揃っているのは珍しい」と書いていました。 長与は兄も東大総長、犬養家とも縁戚にある家柄。 皇室にも近かったのでしょう。 戦後昭和天皇が国民の前に立たれソフトを掴み 「アッそう」と言われるのを笑った日本人もいた中で、天皇を「英邁」と評したのは異例のことだったと思います。 詩人の三好達治は幼年学校で同級だった秩父宮が 「フランス語は抜群だった」と記憶。 私の友人の父親は海兵で高松宮と同期。「高松宮は出来よったもんなあ」と感嘆の声を発していました。 これは余談ですが、三笠宮が戦後青山学院で教えておられた時食堂のテーブルで一緒になったアメリカ人女性に「アイアムプリンスミカサ」と自己紹介されたところその女性「アイアムクレオパトラ」と言ったと同僚の米人教師から聞きました。 三笠宮もアカデミックの世界では一流だったのでしょう。
マークトウェインは無神論者だったそうですが、悪童トムソーヤには日曜学校に行かせています。 現代のアメリカの教育に修身があるのかどうか無知なのですが、団塊の世代には無宗教の人が多いそうです。 それでも子供達は日曜学校に通わせているそうですから、どういう動機からでしょうか。
アメリカで有名な家族というと、ケネディ一家ですが、4人の男の子はいずれもハーバードに学び、一旦緩急あれば進んで戦場に赴いています。 長男は戦死。 次男は重傷。 三男は水兵。 四男は戦後ドイツで兵役に。
しかしロックフェラー家も富よりも人的貢献で知られています。 初代のジョンDロックフェラーは父親が失踪し信心深い母親に育てられ、二世のジュニアーはこれまた人格卓越の独り息子。 この人の息子5人がいずれも俊秀揃い。 二世の子育てが実を結んだのでしょう。 その英才教育については、本やTVで多く紹介されていると思いますが、文化や環境は異なっても、日本人の子育てにも参考になることと思います。 四世も若くして京都に学び、後に知事、上院議員。 現在上院の良心的象徴として認められています。
これと対照的なのがイギリスの王室。 現代の日本の皇室はどうなのでしょうか。 ある人は 「日本の皇室はエンターテイナーではない」と外人に説明したそうですが、「なるほど、たしかに」と思ったことでした。 (06/12/28)

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