Friday, July 28, 2006

クルーズはいかが(2006/07/28)[s]

ポーランドには行ってこられましたか。 いかがでしたか。 普通のツーリストの行かない裏山の細道こそ、旅の妙味があるのでしょう。 それが次の作品に豊かに実ることを楽しみにしています。

その頃には、私の眼も、ひょっとしたら奇跡的に回復して、再び字が読めるようになっているかもしれません。 悲観しないで、希望を持ち続けることにします。

貴兄の若々しい探求精神には驚きます。 そしてそれが活字となって、神田の本屋の棚に並び、我々が地上を去ってからも、後世の読者の目を惹くことも充分あり得ることです。

奥様が、「生まれかわってももう一度あなたと」と言われたことは、最高の賛辞です。 メディアの大立者ルパート・マードックもテッド・ターナーも、結婚をまっとうすることはできませんでした。 人の一生は、柩を閉じてはじめて真価があらわれますが、生存中に配偶者から受ける賛辞に勝るものはありません。 世界に何億組という夫婦がいても、そういうことを言われる人は幾ら居るか。 私はイギリス人、アメリカ人、カナダ人のケースしか知りませんが、それに比べて、一般的にいえば、日本の細君達はもっと夫から賛辞をもらって然るべきだと思います。 私も思い遣りに欠ける方ですから、多分に反省の念をこめて、そう言うのですが。

クルーズには、よい船酔いの薬もあるでしょう。 それに、長期の船旅に出かけるのであれば、高い部屋を取る必要はありません。 窓のない、最も安い部屋で十分結構。 一歩船室を出れば、サービスも施設も食事も、最高の料金を払った客とまったく変わらないのですから。 

それも出来たら、外国船の方がいいのではないでしょうか。 イギリスかオランダか北欧の船がよさそうですね。 日本の新造船はまだまだ小さいようですし、折角日本の憂き世を離れても、まわりを見回せば日本人ばかりというのはどんなものか。 幾ら税抜きで安いからといって、鉢巻をした寿司職人が握ってくれる鮨をバーでつままなくてもいいのではないかという気がします。 それに日本船のクルーズに参加する人なら、NHKに何十年勤めたことが自慢の人とか、昔の会社の肩書きが今も生き甲斐という方がいるかもしれず、そういう御仁の昔話に耳を傾けなくても、貴兄のように世界の隅々まで旅した国際人なら、毛色の変わった人達との付き合いが向いているのではと思います。 ジムでお年寄りと一緒に体操をしたり、社交ダンスのステップを踏んでルンバを習ったり。 ブリッジの好きな人なら同好の士とテーブルを囲み、独りを好む人には英国のクラブ風のライブラリーで読書。 

船上の朝は、給仕が運んでくる紅茶とビスケット、船内で印刷した新聞で始まります。 夜はサロンがキャバレーに一転。 それも一切船賃に含まれているのですから、お金は下船の時に給仕に渡すチップだけですみます。

私はそういう世俗的な快楽が好きなのですが、スパルタ的な妻は遊びとご馳走が嫌い。 ですから我々のところでは実現しそうにありません。 もっぱら人におすすめするだけです。 そのうち80歳になり金婚式を迎えるとしたら、その時点でもし歩けるようだったら、子供達に提案してみようかと思っているのですが。 

パソコンの調子が回復し、自在にメールのやりとりが出来るようになることを楽しみにしています。

(2006/07/28) 

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