Monday, October 08, 2007

カナダ中銀の宿題 (2007/10/08)[s]

「バンク オブ カナダの次の総裁に、連邦政府は マーク カーニー を任命したが」

「現総裁の デービッド ドッジは、来年2月に、7年の任期を終えて引退するが、後任の人選に満足しているようだ」

「カーニー次期総裁は、前にバンクの副総裁をつとめたことがあり、その後財務省に転じて主要なポストを歴任している。 その前はアメリカの投資銀行で13年経験を積んでいるから、国際金融にも明るい。 加えて ハーバード、オックスフォードでの経済専攻という学歴も、ノースウェスト準州出身のカーニーに後光を添えるもの。 42歳といえばまだ青年と言えるかもしれないが、ジョー クラークが総理大臣になったのも39歳の時。 カナダの大胆な若手起用が印象的だ」

「カナダドルはこれからも高騰を続けるだろうが、それに伴う製造業や森林関連、観光産業への深刻な影響が、中央銀行としては課せられたチャレンジだ。 それにコマーシャルペーパーを含めた複雑な国際金融市場の動きに対処するためにも、新総裁の経験と手腕が期待されている」

「カナダドルも先週ジャンプして米ドルにして $1.02 を上回る線に達したが、日本円で \119。 \100はカナダドルの84セントだった」

「それに 9月の失業率は 5.9%と 33年ぶりの低水準。 アメリカの 4.7%よりは高いが、アメリカが失業増加の傾向にあるのに対し、カナダは逆の方向に動いている」

「好況に沸くカナダ西部では 3.6%だった。 製造業の不振をかこつオンタリオでも雇用は増えている。 伝統的に失業の多い大西洋沿岸諸州でも 8%と改善されてきている」

「それは結構だが、インフレの気配はやまないようだね。 バンク オブ カナダとしてはインフレを 2% に抑えたいところだが、このところ賃金の上昇が 4% を超えている。 雇用者としては頭の痛いところだが、人手が足りないのが実情だ。 それがインフレに火をつけることにならなければよいがという懸念の声も聞こえてくる」

(2007/10/08)

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