Friday, August 22, 2008

ビデオご送付感謝 (2008/08/22)[s]

ビデオ恵送のご案内と、その内容についての詳しいご説明をたまわり、感謝感激です。

63年前は、貴兄は東京の焼け跡で、小生は四国の瀬戸内海に面する小さな町で、終戦を迎えたのですが、ラジオを聴いた時は涙がとまりませんでした。 

15年戦争の発端は、現在のイラクやグルジアの紛争に似て、正義の理念とはかけ離れたものでしたが、多くの日本将兵は、それに疑問を抱くことすら許されず、悲惨な運命の一途を辿っていったのですね。

私も、貴兄から送っていただくビデオをみて、洋の東西を問わず、人間の仕出かす争いの空しさを覚えるのですが、私自身そうした動きの歯車の一端に陥る可能性も十分にあるわけで、慄然とします。
  
私は愛国主義というものは、大きなエゴの集大成ではないかと子供の頃から思っていたのですが、そうした疑問を発すること自体、海に向かって投げる小石のようなもので、他人はおろか、自分自身の立場を変えることもできません。

しかし、映像を通じて教えられることによって得るものは大きく、こうした番組を制作する人達の努力を賞賛したいと思います。

ビデオの到着を楽しみに待っています。

Thursday, August 21, 2008

ビデオ送付の件 (2008/08/21)[o]

突然ですが、今週の初め、お二人にビデオを各4本お送りしました。
8月は敗戦の月なので、原爆・戦争の番組が多いので、それから選んだものです。

以下、ビデオの中身を説明します。
1 証言記録 兵士たちの戦争
   戦後60年を過ぎ、今まで口を開かなかった 元兵士が証言したものです。
亀井宏の大作「ガダルカナル戦記」でも書かれているように、戦後、多くの軍人は口を開かず、証言を拒否してきました。
その理由 もビデオの中で語られています。
その人たちも死が近ずく年齢で証言してくれたのです。
  ①マニラ・ガダルカナル ②ビアク島・沖縄 ③ペリリュー島・コヒマ ④レイテ決戦はこの拡大版です。
   日本軍は「輜重輸卒が兵隊ならば チョウチョ トンボも鳥のうち」と兵站・輜重を軽視したので、大東亜戦争の軍人の死者230万、内、陸軍185万の約70%、130万人は餓死と言われています。
   ひどい話です。
ぺリリュー島は実際に現地まで行ったので、感無量でした。
ビデオに出てくる、敗戦を知らずに戦後に降伏した兵隊のいた濠は、意外にも道路のすぐ脇にありました。
2 ドラマ  帽子
   広島の胎内被爆者の話です。
緒方拳はいいですが、田中裕子はミスキャスト。
玉山鉄二という役者は、箸さえ満足にもてていませんが、これが現在の日本の若者です。
参考までに、御覧ください。
3 原爆63年目の真実  
テレビ朝日なのでCM入りです。
   今回は、昔の写真にまつわる話が多いのですが、これもその一つです。
4 ヒロシマ・ナガサキ
   これは、アメリカが制作したもので、昨年、話題になりました。
良くできています。
5 封印されたNagasaki
   これも、写真にまつわる話です。
私は、ある程度戦争を知っていますが、中谷さんはご存じないと思うので、少し量が多いのですがご覧いただきたいと思い、4本全部送りました。
もう、DVDの時代で、ビデオはダビングも難しく、3本は3倍速で見ずらいかもしれません。
ビデオデッキをお持ちかどうかの確認すらしていないので、邪魔だったら適当に処分してください。
敗戦から63年、日本は極東裁判で、勝者から戦争を裁いてもらっただけで、自ら、戦争を起こした責任もあいまいなままにしてきました。敗戦を終戦と呼び、なぜか曖昧模糊にのままにしました。
ドイツが、ナチスを徹底的に糾弾してきたのと正反対です。

吉田茂をはじめ、誰もそのことを持ち出さず、岸信介のように戦時中、大臣(商工大臣)だったものが,総理になるというドイツなんかでは考えられない事態すら起きました。
先年、やっと読売新聞が「戦争責任」という特集を組み、2冊の本にまとめましたが、これくらいしかありません。
吉田茂は、戦争責任をあいまいにしただけでなく、真珠湾攻撃の原因を作った、ワシントン大使館で事務を遅延させた張本人、井口貞夫と奥村勝蔵をなぜか優遇して、一切、責任を取らせませんでした。
奥村は、天皇がマッカーサーを訪問した時の通訳までやっています。二人とも、のちに駐米大使になったのは、唖然とするばかりです。
そして吉田茂は、現在問題になっている、官僚優先政治を作り上げたのですから、罪は、結構重いものがあると思います。
戦後の復興に活躍したことは否定しませんが、吉田茂の功罪は、知っておくべきだと私は思います。
外務省のひどさは、今も変わっていません。
北朝鮮・中国・ロシアみんなになめられ放題。
まー、他の各省も今はメタメタで、年金問題・後期高齢者医療問題・税金の無駄使い・贈収賄・石油の高騰・物価高 日本は問題山積です。
戦争の話が脇道にそれましたが、310万人も死んだ15年戦争の犠牲者が、現在の日本の繁栄を作ったことだけは忘れてはならないと思います。
ただ、私は東條英樹らに頭を下げるのは、絶対に嫌なので、靖国参拝は行きません。
8月15日に黙とうするのみです。
ポーランドにもミサイルが配備されるとのこと、ロシアは取った領土は絶対手放さない国ですから、大変です。
北方4島はいまだに、返ってきません。
グルジアがもめないことを祈るばかりです。

なんとか、ビデオを見ていただけたら幸いです。
もう、この次にビデオをダビングするのはかなり難しそうですが、また気になるものが出てきたら、お送りするかもしれません。
   
           阿部 基治

Wednesday, August 13, 2008

複雑な家庭環境 (2008/08/13)[s]

ファミリーリユニオンも事故なく終わり、子供や孫達はそれぞれの家に無事発っていきました。 

孫は、9歳の女の子を筆頭に、幼児3人、乳児2人の計6人。哲郎は失業中なので、その家族は参加しませんでした。

実は9歳の子は継孫でして、長女の夫が他の女性妻に産ませた金髪の娘なのです。 その子がとてもよく出来た子で、やさしく利発でリーダーシップがあり、ほかの子供達をよくまとめて遊んでくれました。 おかげで親や祖父母は大助かりだったのですが、そんな申し分のない娘でも、これから先さらに年頃になるにつれ、自分の置かれた複雑な家庭環境に悩むことはなかろうかと案ずるのです。 

しかし我々の子供達の結婚相手をみても、まともな家庭の親子関係を守ってきたのは2組だけ。 テレビのコマーシャルに描かれるような円満な家庭は、この世界でも稀なのかもしれません。

子供の頃読んだ一休和尚の話に、めでたい言葉を書いてくれと頼まれて、「親死んで子死んで孫が死ぬ。 ああめでたからずや」と一筆。 「どうしてこんな不吉なことを」という問に対して、「子や孫に先立たれることなく、一家順々に寿命を全うするのが何よりめでたいはないか」と答えたそうです。 私が小学生の時に読んだ少年講談のうろ覚えですから間違っているかもしれません。

私の住むエリアにも、同性同志のカップルが沢山います。 そうした人達も養子を育てているのですが、多くの夫婦や同性のカップルが中国から孤児を引き取って養育しています。 経済的な負担だけでなく、将来の家族関係にも難問を投げかけることでしょうが、こちらの人は勇気があると感心します。

エリザベスサンダースホームの澤田美喜さんが「私の履歴書」に書いておられましたが、日本人は可愛い子を望む。 一方アメリカ人は「一番可哀想な子を」と求める。 アメリカ人ならさもありなんと、知り合いのアメリカ人の家庭を見回して、そう思ったことでした。

Saturday, August 09, 2008

暑さの中のお便り多謝 (2008/08/09)[s]


暑さの中をキーボードでタイプして近況をお知らせいただき、深く感謝。

私は全くのスポーツ音痴なので、北京五輪にも失礼しています。 昔カルガリーで冬季オリンピックがあった時は、バンクーバーから唯1人の日本語放送担当者として困りました。 偉いジャーナリストはいずれもスポーツ記者出身ですが、私は身体を動かすのが大の苦手。 小学校の運動会でもいつもビリでした。 南国生まれでウインタースポーツには白痴同然。 ダウンヒルの何たるやも知らず「嗚呼無情」と天を仰いで嘆きました。 2010年にはバンクーバーでオリンピックが行われますが、放送と縁が切れて命拾いをした思いです。

確かに日曜日は教会に出かけますが、これも妻にひかれてのお参り。 別に篤い信仰をもって勤めるわけではありません。 日曜の朝1200人が礼拝に来ますが、うち600人がコーヒーを飲みにホールにやってきます。 私はコーヒーを注ぐわけでもなく、ただ枯れ木も山のにぎわいと、白杖をついてボンヤリと隅っこに突っ立っているだけです。
 ただこれで今までの諸々の悪行不善を免じてもらい、いつの日か心臓が止まった時に、天国の狭き門で番をしている聖ペトロに追い返されなければいいのだがと、ひそかに願っているのです。 ちょっと虫がよすぎますかね。

北京五輪 (2008/08/09)[o]

8日の五輪開会式は、日本では夜9時から深夜の1時まで放送されましたが、なんとなく最後まで見てしまい、疲れました。
人口が13億もいるとマスゲームは凄いですね!?
最初のサッカー予選から柔道の試合までを見ると、日本は審判団に負けそうですね。
不可解なジャッジが多すぎます。
15年戦争の仇を取られるような感じです。
多分、メダルの数はアテネより激減して一桁でしょう。
連日、35度を超す猛暑日で、避暑地のヴァンクーヴァーがうらやましい。
暑さでか家内の動きが悪いので、掃除・洗濯など家事が多くなりました。
家政夫に逆戻りです。
どうせ、おいぼれはこのくらいしか出来ないと、自らを励ましつつ、家事に勤しんでいます。

貴兄は明日は教会で奉仕活動ですね。
そういう立派なことは小生には無理。
せいぜい、毎日冷たいビールを飲んで、この猛暑に立ち向かいます。

もう5日で。また敗戦の日が来ます。
あの時も暑かったですね。

では、また。

Friday, August 01, 2008

アドバイスに感謝 (2008/08/01)[s]

プラクティカルなアドバイス、有難うございました。 ボケ老人になったら周りが迷惑ですが、施設に入るのも地獄の沙汰も金次第。 金に無縁の私にはどうしようもありません。

日本のエッセイストクラブの編集した文庫本に、「ほっといて協会」なるものが紹介されていました。 死が迫っているのに余計な延命措置などしないでくれ。 「放っておいて頂戴」というわけです。 こちらでも「リビングウィル」というものを遺言の外に用意してファミリードクターに預けておけばよいという仕組みです。 

私どもも、葬式や墓は無用。 日本ではどうか知りませんが、こちらでは医学研究のための献体がまだ不足。 生きている間は人様のお役に立てなかったので、せめて献体ぐらいはと思い、これまた大学とファミリードクターに届けてあります。

家内は「夫より先に死ねますように」とお祈りをしているようですが、その祈りがきかれると私が困ります。 祈りには「ノー」という答もありますから、そうなることを願っています。

私も「目が再び見えるように」と祈っているのですが、これまた今までのところ答は「ノー」です。 しかしまだ諦めたわけではありません。

その他の祈りできかれたケースもかなりあるからです。 だから祈りは無効と決め付けることはないと思っています。

でも私の信仰は浅くて根の短いもの。 聖書が読めないのでテープを聴くわけですが、その録音もモームやディケンズの朗読、または音楽が先行してしまいます。 

今日から一週間ファミリーリユニオン。 子供達が家族連れでやってきます。 去年は我々がカリフォルニアに出かけましたが、45度Cの猛暑には参りました。 今年はここに集まってくれるので助かります。 明晩は花火。 お天気が崩れないことを願っています。

心配しても始まらない (2008/07/31)[o]

ぼけ老人になることを心配する気持ちはよくわかりますが、ぼけた時は、本人には判りません。したがって、心配ご無用、しかもカナダは医療費ゼロでしょう。日本より余程好条件。
小生の対策は、次の通り。
遺書のほかに、ボケた時用の対策指示状を書いておく。
1 ボケた時はすぐ施設に入れ、看病不要。
2 私物は全部、処分して可。
           その他……
こうしておけば、貴兄の指示通りに家族が対応してくれるはずです。
いつボケてきたのかは、本人には判りませんから、今が大丈夫と思っている間にこの文書を書いておいたらいかが?
小生は遺書は10年以上前から書いてありますが、「明日の遺言」という若年アルツハイマーを扱った映画を見た時に、この文書を残すことを思いつき家内にも話してあります。
これしか小生の対策はありません。日本ではこの種の施設は入るのに、大変お金がかかるそうなので、意思どおりになるかどうかわかりませんが…
以上です。